Eagleメモ、フットプリント互換性

addendum Dec. 21, 2011.

春節明け、上海の基板屋さんにちょいと発注。 安さ爆発のところに満載地雷で自爆のオーダーなので、きっといろいろネタも出来るだろう ── はともかく、ライブラリもメンテしたのでその関連。

DCジャック

芯径2.1mmφ-外径5.5mmφ DCプラグ用の、基板用DCジャック。 秋月で 2種類売ってるが、フットプリントに互換性がない。

上二つはマル信 MJ-179P をずらして描いたもの。秋月で先に売ってた MJ-179P がむしろ特殊で、 あとから廉価品として出てきた Singatron 2DC-0005D100 や Digikey で売ってる CUI PJ-002 が一般的っぽい。 この二つも微妙に違うし、メーカー推奨フットプリントも違うが、相互に相手パターンに挿すことは出来る。 ここには描いてないが、テイシン J184 てのもあって、これも 2DC-0005D100 に近い。

つうか、たぶん MJ-179P系と PJ-002系は本来規格が異なる。 DCジャックの開口径も 6.0mmφ(MJ-179P) と 6.5mmφ (2DC-0005D100, PJ-002) と違うので。

プラグ外径が 5.5mmφだからぎりぎり・隙間ありはあってもプラグを挿すのに大差はなかろうし、 CUI の芯径 2.1mmφ用でジャック開口径が 6.0mmφのもの (PJ-003, PJ-051) と 6.5mmφ のもの (PJ-002, PJ-012) が混在して ほぼ区別されてないので互換性はあることになってるっぽいが。

こんな感じになるか。2DC-0005D100, MJ-179P, PJ-002, PJ-102, PJ-051 を含む。

なお、長穴加工があるので、それぞれのパッケージについてバリエーションがある。
パッケージサフィックス
無印 長穴中央に穴あけ、それに長穴加工ラインを幅 0mil の Dimension(20)レイヤで描いた。
-dummy 長穴加工ラインなし。
--H3 長穴加工ラインをDimension(20) で描いた他、長穴両端に Holes(45) の穴あけ追加。
-R 長穴加工指定せず、ピンが入る程度に大きな穴あけ。

... 長穴加工線に Dimension(20) なんぞ使わず、Reference(49) ( Milling(46) 使うのが正しい?) あたりでも使ってひいておき、 ガーバ変換 CAM内で outline 出力時に Dimension(20) と Reference(49) レイヤを指定するようにすれば -dummy 要らないな。 そのうち直しておこう。

SOT-23

0.95mmピッチ、3ピンの表面実装型パッケージ。
さて ──
パッケージ名 Body width Overall width Length   ピン番並び Package例
NXP SOT23 1.30mm 2.3mm 2.9mm ccw PDTC144WT SOT23.pac
ON Semi. SOT-23 1.30 2.30 2.92 ccw MMBV3401
Microchip SOT-23 1.30 2.37 2.92 ccw MCP1700/TT
Fairchild SOT-23 1.30 2.40 2.92 ccw MMBTH10
Fairchild SuperSOT-3   1.40 2.51 2.92 ccw FDN337N
SANYO CP 1.5 2.5 2.9 ccw 2SK3856
TOSHIBA S-Mini 1.55 2.6 2.9 ccw 2SC3325
NXP SOT346 1.5 2.75 2.9 ccw PDTC144WK SOT23-WIDE.pac
NEC mini-mold 1.5 2.8 2.9 cw 2SA1461 SOT23-WIDE-R.pac
Renesas MPAK 1.5 2.8 2.9 cw 2SK360
ROHM SMT3 1.6 2.8 2.9 cw DTC114EKA
ROHM TSMT3 1.6 2.8 2.9 ccw 2SC5865 SOT23-WIDE.pac
上から下までじつに滑らかに切れ目なく存在し、その差 0.5mm.
実際、東芝のパッケージ基準で描いておいて NEC のをハンダ付けしようとするとなんか狭っくるしい。 その一方で Fairchild の SOT-23 と SuperSOT-3 は区別する必要を感じない。

じっくりみていくと Overall width が 2.5mm位 ⇔ 2.7mm位あたりに僅かにギャップがある。 前者を TO-236AB, 後者を TO-236, SOT-346, SC-59A などと言うらしい。 でも末尾省略して前者も TO-236 と言ってみたりすることがあるのがイジワルだ。

ついで。

てことで、パッケージ例。SOT-23, SOT-25, SOT-26.

TO-220

TO-220で20種、TO-126 で13種ほど区別してパッケージ描いた(さすがに C で書いた)が、気力が尽きたのでまたこんど。

追補 : DSUB コネクタ

DSUBコネクタ基板用L字も互換性ないんだな ...。
EAGLE の con-subd.lbr の DSUB がヨーロピアンスタイル (ピン列前後間 2.54mm)、 秋月の DSUB や千石 (HoChien 3013) が USスタイル (ピン列前後間 2.84mm) というんだそうな。
ついでに嵌合面からコネクタのピンまでの距離も 7.2mm 〜 8.1mm(秋月) 〜 9mm(EAGLEの奴) 〜 15mm とかなりの変種が存在すると。

まとめ

ひとんちのパッケージって恐くて使えないよね〜という話。
みればわかるシンボルはともかく、フットプリントの互換性は微妙で見ただけじゃ分からん。

別の話

発注した基板の件。7 種類ほど描いたのを EAGLE 上で面付けしてちょいいじってからガーバにして出した。 面付けした段階で 240mm x 180mm ほどだったが、ベタ塗ったりするのがえらい重かった。 EAGLE がいっぱしの CAD に見えたぜ。操作感はアレだが gerbmerge 軽かったんだな。


[日記へ] [目次へ]